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管理人のきのこ同定の覚書です
2009-10-03 更新
約1年ぶりのコラムになります。
この1年、時間を作ってはきのこ関連のイベントに参加したり、
近くの公園や山などを歩いてきました。
2年前はハナイグチしか知らなかったのが嘘のように、昨年はムキタケとエノキタケを覚え、
今年は30種類近くのきのこを自ら採取し食卓を飾ることができるようになりました。
この覚書は、この1年間に先輩諸氏から頂いた貴重な情報をまとめたものです。

ナラタケ
北海道ではボリボリとして親しまれているキノコです。
・かさの中心部にそばかすのような斑点があること。
・かさの周りに溝線が見られること。
・柄の下部がこぶに脹らみ、固くポッキと折れる感覚があること。
・柄には早失性のつばがあるか、痕跡があること。
猛毒のコレラタケに似るため注意が必要です。
 コレラタケの柄が固いかどうかは不明です。
 少なくとも近縁種のヒメアジロガサモドキの柄は固い感じはありませんでした。

ハタケシメジ
ハタケシメジは身近な場所に出る美味しいキノコです。
クサウラベニタケイッポンシメジと間違うことが多いとされています。
・クサウラベニタケは柄が中空でかさがもろいこと。
・クサウラベニタケは柄は白く絹状の繊維紋が見られること。
・クサウラベニタケやイッポンシメジのかさ裏はピンク、あるいは肉色になること。
若い固体のかさ裏は白いため色のみでの判断は危険です。
未確認ですがイッポンシメジは採取後数時間でかさ裏が肉色に変化するとのこと。
・クサウラベニタケやイッポンシメジには粉臭があること。
・イッポンシメジの柄には光沢があります。
・ハタケシメジはシメジ特有の良い香りがします。
・ハタケシメジの柄はかさとほぼ同様の色であること。
・ハタケシメジの柄には光沢はありません。
・ハタケシメジのかさ裏は白から薄い茶で肉色にはなりません。

ムキタケ
晩秋に倒木に出る食感を楽しむキノコです。
間違えやすいキノコはツキヨタケです。
・ムキタケとツキヨタケは同じ木にでる場合があります。
・ツキヨタケは付け根部分に黒いシミが出ます。
・ツキヨタケは付け根に固いリング状の突起が見られます。
しかし、どちらもない無い場合があります。
 黒いシミがないから安全とは思わないこと。
 同じ固体を調べ、ツキヨタケの特徴があるかどうか調べましょう。
・ツキヨタケは夜光るとありますが時間経過や固体により発光しない場合があります。
 特に若い固体は発光しないそうです。
 また発光はヒダ側であり、光を吸収し発光するため、明るい室内から暗くして確認します。

エノキタケ
春と晩秋に主に柳の倒木や立ち枯れに出るキノコです。
・かさの表面にはヌメリがあります。
・柄の上部は淡黄褐色、下部には黒褐色のビロード状の細毛に覆われます。
・小さな固体はニガクリタケと間違えやすいため採取しないこと。

アカモミタケアカハツ
夏から秋にかけて針葉樹林でよく見かけるキノコです。
・アカモミタケもアカハツも乳液がでます。
・アカモミタケの乳液は橙紅色で変化しません。
・アカハツの乳液は微量ですが橙紅色の乳液を出し、傷口は後ちに藍緑色に変化します。
・アカモミタケの柄にはクレーターがあります 。
・乳液の出ない固体はドクササコの可能性がありますので持ち帰らないこと。

■フウセンタケ科の特徴
・幼菌時かさ裏にくもの巣状の幕があること。
・ヒダが茶色となること。
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